今日のおすすめ本

 

 

 本日紹介する本は、作家・凪良ゆうさんの最新作【 汝、星のごとく 】です。

 

凪良ゆうさんといえば、2020年に『流浪の月』で本屋大賞を受賞されている有名な作家さんです。今年『流浪の月』が映画化されたことにより、より一層その名が広く知れ渡り、一度はその名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。また、凪良さんは、男性同士の恋愛をメインにした作品ジャンルであるBL作品を10年以上も書き続けています。

 

 

 

 【 汝、星のごとく 】あらすじ  

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、一つではない愛の物語。

 

 

 

  【 汝、星のごとく 】名文

  • 「いざってときは誰に罵られようが切り捨てる、もしくは誰に恨まれようが手に入れる。そういう覚悟がないと、人生はどんどん複雑になっていくわよ。」
  • 「ねえ暁海ちゃん、いざってときは、誰になんて言われようと好きなことをしなさいね。怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけよ。飛び越えたら、あとはもう自由なの。」

 

 

 

  【 汝、星のごとく 】感想・まとめ

私がこの本を読んで思ったことは「余韻が凄い」これにつきます。私たちは、自分にとってのあらゆる基準を基盤として生きているため、ついつい相手の基準が自分と同じだというのを前提においてしまいがちです。しかし、あくまでもそれはじぶんにとっての基準でしかないということを改めて考えさせられました。あたりまえって何だろう。正しさって何だろう。この本を手に取り、自分なりの答えが少し見つかったように思います。ぜひこの本を手に取りあなたなりの答えを探してみてください。

 

汝、星のごとく [ 凪良 ゆう ]

価格:1,760円
(2022/10/24 22:53時点)